視覚で効果・見て分かる 都道府県のまとめ〜活用事例その2〜 パワーポイントでデジタル教材
みなさん、こんにちは。
全教図です。
パワーポイントを活用するデジタル教材「都道府県のまとめ」の活用事例シリーズです。前回はアニメーション機能を使った内容でした。
さて、今回のご紹介するのは、地図を使った伝え方です。
地図を活用する上で必要なことはなんだと思いますか。
それは地図で何を伝えようとし、どうやって伝えようとするか、です。
例えば地図の上で計算式を書いて、席を外したとします。
後から来て、地図を見た人はどう思うでしょうか。
標高の計算でもしているのか。
何かこの辺りで採れたものの前年との比較だろうか。
人口の増減か。
メモの代わりに使ったのか。
わからない。
そうなんです。わからないんです。結局これは何?と書いた人に聞かなくてはいけません。伝わっていないんです。伝えるためには工夫が必要なんです。
データを集めよう
統計データはいろいろなサイトで閲覧でき、収集もできます。例えば、市町村ごとのデータが欲しい場合は、このようなサイトも参考にあります。
農林水産省が農林水産業の統計データを市町村別に分けて公表しているサイトです。
かなり詳しいところまで掲載されています。
と、ここで掲載されているデータをそのまま、パワーポイントの地図上に掲載する、というのもいいのですが、さきほどの計算式と同じ結果になってしまう可能性があります。
そこで、今回ご紹介するのが、イラストの活用です。
イラストを活用していこう
例えば、お茶の作付け面積を地図で見たいとします。そこで、お茶のイラストをコピーして、数を増やします。
この動画では2倍のサイズまでしか作っていませんが、3倍のものや4倍のものも作ってください。
この大きさの違いを作付け面積の違いとみなします。
「ま、大きさは特に考えなくてもいいかな」という方には、このような拡大する方法もあります。
こちらは先にリンクした農林水産省の統計ページから、お茶の作付面積のランキングを検索してみました。1〜10位までのうち、7つを静岡が占めています。ちなみに市町村別1位は鹿児島県南九州市でした。
この情報をサイズ別に分けて、実際にパワーポイントのスライドに貼りつけてみます。
凡例をつけると説得力が増します。
とこのようになりました。
どのようなところに出来ているのか、という問いがまず浮かんできます。
その後、
どこかの都市に注目させるか、水系に注目させるか、地形に注目させるか。
など、先生の伝えたいところに注目させていってください。
他の情報を盛り込んでいって、先生オリジナルの教材として作っていけば、これだけで授業をすることも可能です。
以上、イラストの貼付方法や大きさを変えて視覚的に理解してみるなどの紹介でした。今後も活用事例を紹介していきたいと思います。
大きさを変えて見てわかるようにするというのは、数字だけではわからない時に、かなり効果的に使えます。まぁ、教科書や地図帳でも使われていますし、見た目の効果というのは、影響が大きいんですね。例えば今回のようにイラストを用いるのではなく、●丸の大きさで人口の多寡を示すということも考えられます。
では、時期指導要領で大きなテーマとなりつつある防災で使いたいとなったとき、どのような活用があるでしょうか。
と、書いたところでお時間がやってきてしまいました。
また、時を改めて事例を挙げてみたいと思います。
では、また。