全教図のブログ

主に学校向けの備品教材を製作販売している会社のブログです。ご連絡は、info@zenkyozu.co.jpまで。

新教科書の見本を見てきました

皆さん、こんにちは。

全教図です。

 

新しい教科書がとうとう公開されました。すでにご覧になった方も多いのではないでしょうか。

私も昨日、江東区の教科書図書館に行って閲覧してきました。

全ての教科を見ている余裕はなかったのですが、どれも細部まで作り込みがされていて、ページをめくるたびに、発見があるのではないでしょうか。

またいろいろなところで見られる「主体的・対話的で深い学び」の実践として、話し合いをさせたり、深く掘り下げるためのヒントだったりが、多彩な資料として掲載されているのも、これまで以上といえるでしょう。

デジタルとの関連として、QRコードを入れている教科書が増えてきました。やはりタブレットを念頭にしているのでしょうか。個人的にはそのあたりが実はしっくり来ていません。プログラミング教育を各教科で扱うようにしながら、タブレットでプログラミングは難しい・・・、ふと気になって検索してみたら、今、タブレットでスクラッチが動かせるのだそうで。

www.nikkei.com

ますますパソコンが教室から遠ざかっていくような気もします。

プログラミングはパソコンでやるもんだ、というのも、平成までの常識になるのかも知れません。

それはさておき、閲覧室でQRコードを読み取る勇気はなかったので、どういう画面が出てくるのかまだ実物をみていません。

 

さて、教科書図書館がある江東区は、横十間川小名木川などがあり運河の街といえます。深川など時代小説の世界ではおなじみの場所も多くあります。

この辺りの道路の特徴としまして、

写真のように、地面がうねうねと波をうっているように見えます。

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これは、川を越えているため、橋の部分が盛り上がっているようになり、波打っているように見えるようです。それだけ川が身近にあるということにもなりますね。

かつては養魚場があったり、潮干狩りの名所であったりとレジャーな場所だったようです。

今ではだいぶ、宅地化されているように見受けましたが、今度、のんびりと歩いてみたくなるような場所でした。

このような作りの場所。0メートル地帯といえるようなところで、川や運河が多く走っている場所。というのは、他にあるのでしょうか。地図を見る限りでは、大阪や名古屋にもありそうに思えます。もしくは海が近い場所というのはこのような感じなのでしょうか。だんだん自信がなくなってきました。いろいろと自分の足で回って、自分の眼で確認できれば良いのですが・・・。なかなか難しいですね。

では、また。

雨風に対する防災

皆さん、こんにちは。

全教図です。

 

 今日は暑いですね。5月なのに7月の陽気だそうです。しかも来週の頭あたりまでそれが続くようで。とはいえ、一昨日の21日はものすごい雨でした。あんなに雨に濡れたのは久々です。

 そんな中、こんな記事を見付けました。読売新聞です。

www.yomiuri.co.jp

今回の雨を見て、風や雨に対する備えというのも、防災の観点からもっとあっても良いのではないかと思いました。

1.傘がもたないような雨や風に対してどう対処するのか。

2.ビル風に対してどのように進んでいくのか。

3.アンダーパスなど危険箇所はないか。

このようなことを、前もって考えても良いのではないでしょうか。

傘の耐久性が以前よりも上がって来ているとはいえ、雨風の強さも以前よりも上がって来ている。そんな気がしませんか? 傘の進化も求めてしまいそうですが、自分たちの身をどこで守るべきなのか、という避難所的なものを作ってみてはどうでしょう。シェルターを作るのではなく、このビルの下とかコンビニとか、公園の木の下などどこかで瞬間的な雨風をよける場所を確認する必要もありそうです。

さて、そんな時に使えるのがこちら!

皆さん、ご存知の・・・

オリジナル学区地図です!!

http://zenkyozu1.sakura.ne.jp/pamphlet/ca_originalmaps.pdf

 

それぞれの通学路をこれで確認しあったり、お互いに指摘し合ったりと使い方は多岐に渡ります。そこに先に示した新聞記事などを見せ、こんな情報が来たときにはどうするか。などを改めて考えさせていく。

防災は決して地震津波だけではない。雨や風といったふだんからあるような自然現象が牙をむいてきたときにどう対処するか、というものなのだ、と今回の雨で気付かされました。

これから暑くなります。まだカラッとしていますが、ジメッとしてきたときにゲリラ豪雨などが起こりえます。

前もって対処しておいて損はありません。

では、また。

 

頭も手も使う授業に必要なもの

皆さん、こんにちは。

全教図です。

 

 長い連休の余韻も遠くなり、ふだんの仕事モードが戻ってきたのではないでしょうか。

 あの連休はなんだったのでしょう。自分は体調不良のため、半分以上、ずっと横になっていたので、できれば再チャレンジをしたいと密かに思っています。

 さて、休みが明けて、いくつか講演でいろいろな先生方のご謦咳にふれることができました。

 小学校の先行実施も一年を切り、いよいよ新しい指導要領へのカウントダウンも始まってきたため、講演での緊張感もこれまでにないようなものでした。

 話を伺っているとやはり「深い学び」や「協働学習」といった側面に関心があるように見受けられます。

 考えるための技法。というより考えさえる技法と言った方が良いのではないかとも思わないくもないのですが、先生としては、児童生徒の考えをどうつかみ、表現するのか。させるのか。がとっても気になるところではないでしょうか。アクティブ・ラーニングですね。

 これまでに何度も紹介してますが、改めて、こちらの教材を見ていただきたいと思います。

株式会社全教図 | シンキングツール®・ボード

いろいろなツールが書かれているボードから新しい発見が多々生まれてきます。しかし、これだけでは活用が難しいシートがあるなぁと思う先生もいらっしゃるかもしれません。

 そこで、考えるための技法として、まずは基本的なボードから活用し、まずは慣れていくことをオススメします。

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全教図社会科カタログの4ページに記載しているこちらの教材。シンキングツールに入っている一般的な形を大きくしてセットにしたもの。

まずはこちらで使い方に慣れてからシンキングツールボードに移行していくという方法もあると思います。

 

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また、統計などのデータの読み込みもこれから求められてきているようです。

どう見せるのか、というのはまずはグラフが基本ですね。

グラフをまずはしっかりと書かせたり読み込ませたい!

という先生にはこちらがオススメです。

 

 新しい指導要領では、どうやって児童・生徒の頭や手を動かすか、というのがテーマになってきそうです。

 まずはこちらで紹介した基本的な教材から改めて見直してみてはどうでしょうか。

 なお、今回紹介した教材はどれも全教図社会科カタログに掲載しています。

www.zenkyozu.co.jp

こちらからリンクして確認していただいても構いませんし、

紙で見たいとあれば、ご一報ください。

無料でお送り致します。

 

では、また。

とうとう変わりますね

皆さん、こんにちは。

全教図です。

 今回も大変、ご無沙汰をしてしまいました。

  いつも水曜日に更新をしているので、やらなくちゃと思いつつも、サボり癖がついて

どうしても多忙感が抜けずに保管状態でした。しかし、来週には元号が変わる。平成最後の水曜日更新となると必ずや書かねばならぬ、というわけです。

 新聞やウェブサイトでは、平成がどんな時代だったのかを考える連載や記事などいくつも見られますね。

 個人的には、平成というと機械の進化がすごかったなぁと思っています。

 例えば、平成の次の元号「令和」ですが、最初の変換ではでなかったのにも関わらず(当たり前ですが)、二回目に「れいわ」と打ったら、すぐに「令和」と変換されました。この間まで変換されない単語は、ちまちまパソコン内の辞書に打ち込んでいたのですが、そんな作業もしていないです。いつからしなくなったのだろう。。。いずれ、そういうことも知らない人が増えて来ているのかもしれません。

 機械と言えば、携帯電話の進化もありました。ぱかぱか開いた二つ折りの携帯電話とか、カラー液晶の携帯電話が登場したりとか。

 自分が直接知っている携帯電話は、受話器を細長く小さくした形で、真ん中にテンキーがあって、その上に押した番号が表示される緑色した下地に黒のデジタル数字が浮かんいるようなものだったと思います。で、二つ折りの携帯が登場し、液晶部分が大きくなったような。液晶部分がカラー化されたのは、二つ折りではなく受話器の細長いバージョン。カラー液晶が高かったからだと思うのですが、二つ折りではなかった。しかも、日差しの強いところでは見えにくかったです。もちろん、電話するときはアンテナを伸ばしていた派です。

 さて、技術ばかりではありません。政治でも文化でも外交でも様々なことが起こりました。重大な事件は、歴史の項目として残っていくでしょう。

9.11や3.11はもちろん、語り継がなくてはいけない歴史の項目がすでに多く誕生しています。

 もちろん「令和」も年表に登場することが決まっています。

www.zenkyozu.co.jp

 ただ、いつになるかだけは・・・。神のみぞ知るということでご勘弁願います。

 令和になっても、更新は続けます。

 

では、また。

 

参加報告と新作紹介!

皆さん、こんにちは。

全教図です。

 

 前回、「全国学校安全教育研究大会・東京都学校安全教育研究大会 第43回大会」に参加する告知をしましたが、無事、展示して参りました。当日、私が向かった時は、まさかの雪が本降りという時期で、慌てて向かったため、隅田川の写真を撮り忘れるという失態がありましたが、もちろん、大勢に影響はありません。

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 入口の横という好立地を使わせていただいたため、多くの先生方とお話をすることができました。

 安全教育に対する関心の高さや安全に対する意識の高さを改めて感じた展示会でした。

 授業もいろいろと拝見させていただいたのですが、どれも工夫が凝らされていて、児童もちゃんとついていっているので、内容がだんだん熱くなっていくのが伝わってきました。個人的には導入部分に音声を用いていた授業や、街の写真を多く使用していた授業がとても興味深かったです。

 全教図以外にも、熱中症予防などを喚起する教材やサイレン、滑りにくい床など多くの企業様が展示をしていて、見ていてもとても勉強になりました。

 さて、お気づきの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 展示ブースの右側に見える地図です。

 そうです。新作です!!墨田区です!!!

 大好評をいただいている「わたしたちのまち大地図シリーズ」の最新刊です。

 自分たちの住んでいる地域を学習するのに最適な地図です。墨田区全図では児童用に縮小した地図も附属しているので、各学校で使われている副読本と一緒に使用すれば、地図の見方も身につくので、地図帳学習への移行も円滑に進んでいくことでしょう。

 しかも製作には現場の先生にも入っていただいているので、副読本との併用が、よりしやすくなっています。

 実は、この地図以外にももう一つ作っています。近いうちに紹介できれば、と思っています。もちろん、地図以外の教材も作っています。こちらも楽しみに待っていてください。

 ちなみにブログを始めて1年となりました。初めてのブログも安全大会参加の報告だったと思うと、あっという間でした。まだまだ続けていきたいです。

 では、また。

完成しました・出展します

皆さん、ご無沙汰をしております。

全教図です。

 

1カ月の間隔が開いてしまいました。

言い訳をしますと4月の発刊に向けて様々な作業がやってきていることでして。。。

いろいろとかかえている自分もありまして。。。

 

さて。

 

この時期の大きな話題といえば!!!(あくまでも社内的ですが)

 

そう、カタログです!!!!

 

まずは第一弾、社会科が出来上がりました!

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小学校で指導要領が全面実施される前に手にしておきたい教材・教具がぎっしりと掲載されています。

 

全国の小中学校、代理店様には順次発送致しますので、どうぞ、お手にとってご覧になってください。

 

出展報告です。

 また、2月15日は 都内で行われる、

「全国学校安全教育研究大会・東京都学校安全教育研究大会 第43回大会」

にブースを出展致します。

もちろん、新しいカタログをお渡しします。

ちなみに昨年の全教図ブースは、このような感じでした。

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ぜひ、お立ち寄りください。

では、また。

落語から見る地図を提案!

皆さん、こんにちは。

全教図です。

 

 今日は1月16日。藪入りだそうです。

 藪入りとは、大店などに住み込みで奉公している子ども(に限らないのかもしれませんが)などが、実家に帰るのを許される日だそうです。

 以前にも紹介した精選版日本国語大辞典によれば、「草深い田舎に帰る意から」という注というか前書きとともに、上に書いたような意味が記されています。

 厳密には正月と盆(七月)の16日と2つあるそうです。

 今は丁稚奉公というのもほとんど見られなくなりました。そのためか、藪入りと言われてもピンとこない方も多いのではないでしょうか。私もそうです。

 いつの頃からあるのか、までは書かれていないのですが、とりあえず、日本の商家の伝統ということにしますと、やっぱり後世に伝えていった方がいいのかなぁ、とぼんやりと思ったりもします。

 とはいえ、この藪入り。落語にもあって、著名な方々が演じています。

 話の流れとしましては、

 藪入りで子どもが帰って来る日。待ちきれない子どもの父親は、あれを食べさせたい、これを食べさせたいと独りごちた後、(ちょっとウィキペディアを引用します)「今日は湯に行かせたら、本所、浅草に連れて行きたい。ついでに品川で海を見せて、羽田の穴守様にお詣(まい)りして、川崎の大師様に寄って、横浜、横須賀、江の島、鎌倉。ついでに名古屋のシャチホコを見せて、伊勢の大神宮様にお参りしたい。そこから京、大阪を回って、讃岐の金比羅様を」と、どんどん遠くまで思いをはせていきます。そこに子どもが帰ってきて・・・

 というお話。残りは検索をするか本に当たっていただくとして、この地名のオンパレードがとても気になるんです。

 本所、浅草はまぁ、いいとして。品川で海! 

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この地図は、時系列地形図閲覧サイト「今昔マップ on the web」((C)谷 謙二)により作成したものです。

 右の地理院地図上の真ん中にある丸が品川駅があるところですが、それは左図の真ん中と対応しています。左図の線がいっぱいあるのは海。明治に測量された地図のようで、品川に行けば海が見られたのです。そういえば昔の映画の幕末太陽傳でも似たようなことを、最初のナレーションで伝えていました。

 と、ここで列挙されている場所は当時から有名な観光地であり、お参りするところであるわけです。ルートとしては、東海道を通って伊勢に行き、鈴鹿の峠を越え京都に入ると思われます。

 旧道を通った旅に連れていろいろなものを見せたいという父親の姿に子どもに対する愛情を感じてしまう。そんな咄です。

 さて、それを地図でどうやって追体験するか?

 こちらはいかがでしょうか。

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 どのようなルートを通ったのかを書けば、どの旧国を通ったのか。など見ていくことができます。

現在の交通ルートとの変化なども比べてみれば、新しい発見があるかもしれません。

 地図帳を見ながら、父親が言った場所以外の観光地や浮世絵などを見て、当時はどのような感じだったのかを知る。ということもできそうです。

 当時、旅は基本的に歩きでした。どれだけの日数が必要なのかを計算してみるというのも面白いかも知れません。

 そんなときに参考になりそうなのがこちら。

www.ktr.mlit.go.jp

国土交通省横浜国道事務所のホームページです。

こちらによれば、1日30〜40キロの距離を10時間近くかけて歩いたそうです。東海道の終点京都の三条大橋までは約490キロ。2週間近くかかる計算ですね。とすると、往復でほぼ1カ月。その間、家賃とかどうなるのだろうといらぬ心配もしてしまいます。とりとめなく、止まらなくなってきて、いつものようにオチはつけられず。。今日はこれにて。

では、また。