江戸を追体験!
皆さん、こんにちは。
全教図です。
梅雨が空いてしまいましたね。
まだ6月でした。
観測史上最も早いそうで。
道理で暑いわけですねぇ、と、思っていたら。
台風が来てしまって、暴風域になっている地域の方々はくれぐれも、大事になさってください。
川や用水路だけは見に行かないでください。
暑いとなかなか外に出るのはおっくうになります。
そう思いませんか。
そう思うということは、共感してくださったわけで。
共感ということは最低2人は同じ考えだというわけです。
もう一度、言います。
暑いと外に出るのはおっくう。
共感人数は2人以上いますね。いや、絶対いる。
ということは、おっくうで外に行かないという選択する人もちらほら。
いつも人が多いところも減る。
外出するには良い季節なのかもしれません。忍耐力さえあれば。
さて、以前、このブログでふれた深川ですが、行った時に、
深川江戸資料館というところを見学しました。
川歩きはまた別。小出しに小出しです。
このような露地とか、
このようなもの(厠です)まで。
江戸の町を再現しています。なんと博物館内に、です。露地の写真に天井が見えてます。
他にも船宿とか、火の見櫓などもあり、その時代を追体験できるのは本当に面白い。
鬼平とか好きな方にはたまらんですぞ。
江戸時代を勉強する際に、とても参考になると思います。
落語の与太郎はこんな感じに暮らしてた、と言えそうですね。
こういう施設があるのか知らないのですが、大坂や京都はどんな街だったのでしょうか。
近松の道行きとか、上方落語とかの世界に浸ってみたい、という方も結構いるのでは?
浄瑠璃や歌舞伎、落語の世界となれば、国語の伝統的分野でも使えそうですね!
地域によっては江戸時代の豪農や農家の家なども残っていると思いますが、
それと比較して見せると、児童・生徒の食いつきも違ってくるかも?
どんな比較をしてみましょうか。
広さ。住人の数。置いてある道具。建物の作り方。
とりあえず、これくらいをとっかかりとしても広がり方はもう無限ですね。
江戸の街の男女比。職業の種類。火事。
そこから花開いた文化の数々。
児童・生徒に調べさせて発表させて。比較写真の他に、浮世絵の各種や「江戸図屛風」や「熈代勝覧」などを資料に使えば、教科書にはない新しい発見がきっとあることでしょう。
レッツ、アクティブ・ラーニング
ですね。
さて、中で聞いた話です。
江戸の町のドブはとてもきれいだったそうです。
くみ取り式なので、ドブと厠はつながらず、しかも全部持っていってしまう。
ドブに流れるのは雨水と落ち葉くらい。
ドブが武家屋敷の庭の池に流れていることもあったとか。
これは司馬遼太郎の『街道をゆく』「本所深川散歩」に書いてありました。
歩く前にその地域を調べるとき、歴史についてまとめられているので『街道をゆく』は重宝しています。あとは「ブラタモリ」ですかね。
深川や本所を舞台にした小説は、池波正太郎、藤沢周平や宮部みゆきなど著名な作家が書いています。しかもどれも映像化されています。時代小説から入る教材というのも、なかなか面白そうですね。
あと少しで夏本番。
どこをほっつき歩くか、まだ考え中です。
では、また。
では、なく。
昔の絵画を資料として使うなら、この教材がオススメです。
各時代の代表的な絵画や遺跡等の写真を730mm×1070mmのサイズで見ることができます。
このサイズは、新聞の見開き2枚分とだいたい同じサイズ。
しかも、一部は730mm×1540mmとなっているので、新聞2枚分以上の大きさです。
これを実物投影機で拡大すれば、人の大きさも実寸くらいにまでできる、かも?
どのようなことが日本で起きたのか、を考えるきっかけや知る教材だと思います。
実際に先生が作ったり、撮ったりした資料の迫力やライブ感、児童・生徒への訴求感には到底及びません。
が、確実に言えるのはそれらを強力に補完する教材であること。
1+1が3とか4になり得ます。
どうぞ、役立ててください。
では、また。