芋掘りから始まる食育
皆さん、こんにちは。
全教図です。
急に寒くなってきましたね。晩秋、、、なんでしょうか。最近、スーパーに行くと焼き芋が売られていました。石の上に紙袋に入った姿は、石焼きイモの姿と同じ。そういえば、車で販売されている石焼きイモ屋さんもそろそろ来る頃。日曜日夕方に放送されている某マンガでは走って追いかけていますが、今年もそのような姿が到るところで見られるのかもしれないですね。
さて、イモと言えば、特に低学年を中心に行われる芋掘りがありますね。生活科になるのでしょうか、それとも特活か総合的な学習か。ともかくイモ畑にどかどか入って、好みのツルを引っ張って、うんとこしょ、どっこいしょ。それでもカブは抜けません状態が、散見できます。
イモの他に虫のサナギがでてきて大騒ぎ、靴の中に泥が入ったと大騒ぎ。静まる雰囲気はどこにもなさそうですが、自然とふれあう良い機会であることは間違いありません。
自分たちで収穫したイモを焼いたり、ふかしたりして食べるのも大切なことだと思います。がんばってとってきたイモをきちんと食べることは、食育そのもの。その後で、スーパーに並んでいるイモ以外の野菜がどのようになっているのかまで思いをはせることができれば、より食に関する興味や関心、理解も深まっていくのではないでしょうか。
とはいえ、そんなに野菜の収穫に行くことはできない、写真だって集めるのは一苦労。
しかし、そこは本物でなくては良いのでは?
むしろ人の手で作られてた方が視覚に訴えることができます。
そこで、こんな教材はいかがでしょうか。
名前の通り、野菜がどこになるのかを伝える教材です。
最初に茎の部分をタペストリーに貼ります。マジックテープがついているのでだれでも簡単に貼れます。そして、野菜のよく見る部分、売られている部分を貼っていく、というもの。野菜がどのような形で畑にできているのか、を一目で知ることができます。
収穫の秋。今、旬を迎えている野菜が美味しい時期です。イモを食べながら、他の野菜はどこにあるのだろう、と考えるのも一興ですね。
では、また。
地図を使ってハロウィンを・・・
皆さん、こんにちは。
全教図です。
ハッピーハロウィーン!
世間の波に乗ってみました!
はい、言ってみたかっただけです。
仮装とかしたくないです。同じカソウなら、仮想世界に思いをはせる方が好きです。
それにしてもイベントが作られていきますね。
ハロウィンが定着したら今度は何でしょうか。
個人的には洋物イベントを輸入するのではなく、お月見とか、伝統行事と呼ばれるものを大きくやったら面白そうだなと思います。
渋谷の交差点を封鎖して、みんなでごろ寝して月を見るとか。
ま、適当な言い訳をいって、毎月、お酒を飲んでる歌がありますが、それと同じようなものでしょうか。
ハロウィン。そもそも何なんだ。
とりあえず、辞書で調べてみます。
「ハロウィーン。《名》英Halloween 万聖節の前夜の意)アメリカやイギリスで、10月31日の夜に行われる行事。古代ケルト民族は、この日が一年の終わりの日、死者の霊が訪れる日とした。死者の霊をみちびき、悪霊をはらうためのたき火をたき、子どもたちは仮装してねり歩く。」(『精選版日本国語大辞典』小学館)
ケルト民族のお祭りが原点のようですね。
ところで、
「万聖節の前夜」
???
はい、同じ辞書で検索。
「ばんせい-せつ。キリスト教のカトリックや東方教会(ギリシア正教)で、すべての聖人を記念する日。カトリックでは11月1日。東方教会では、聖霊降誕祭後の最初の日曜日。諸聖徒日。諸聖人の祝日。《季・秋》」(同)
季語が秋ということを知り、俳句に詠めることがわかりました。とりあえず、キリスト教のお祭りです。古代ケルト民族の祝日?お盆?をキリスト教と絡めたのでしょうか。そういえばこの辞書、その単語が日本で書かれた最初期の書物の引用があるのですが、どちらもなかったです。残念。
さて、古代ケルト民族。
古代とはいつのことか。どこに住んでいるのか。またはいたのか。
「アメリカやイギリスで」とあるので、あちらの方だ、とはすぐに推察できます。
個人的にケルトと聞くと琴とかアイルランドとか連想しますけど、どうなんでしょうか。
手元にある世界史の資料を見ます。
「イベリア半島やアルプス以北の地域では広くケルト系(ガリア人・ブリトン人・スコット人など)の民族が活動していた」(『詳説世界史研究』山川出版社)
とありました。
さて。ここで必要になるのが、地図ですね。
ここの地図でイベリア半島やアルプス以北の地域を確認します。
今のフランスやドイツといった西ヨーロッパの平原部分でした。
実は資料には続きがあります。
「紀元前後のころになると、ケルト人はローマ人の征服と同化をうけて活動領域を狭めていき、かわって北方のゲルマン系民族の(以下略)」(同)
キナ臭くなってきましたね・・・。
資料のもっと先にいきましょう、
「4〜6世紀のゲルマン民族大移動により、東・西ゲルマン諸族が西ヨーロッパ一帯に広がると、ケルト人はアイルランド島などの西方辺境地域に駆逐されていった」(同)
これでケルトと聞いてアイルランドが頭に浮かんで来た理由、2つのつながりがわかりました。
また辞書に「イギリス」と書かれた理由もわかりますね。
原因はゲルマン民族。
では、なぜ、「アメリカ」という単語が辞書にあるのか。それは、アイルランドの悲しい歴史が関係しているのかもしれません(ジャガイモ飢饉とか)。が、文量がオーバーしてきています。
そういえば。
ゲルマン民族がどう移動したのか矢印等でわかる地図はよく見ますが、もともと住んでいた民族がどこに移動したのか。というのもあっても良さそうですね。
そういう地図をどうやって作ろうか。
どのような時代だったのか、こちらで確認しましょう。
あと、なぜカボチャなんでしょうか。向こうには提灯はなさそうなので、そういった扱いだったり・・・。
疑問が湧き出てきます。
それだけハロウィンが日本に浸透しているのかもしれませんね。
死者に導かれたのでしょうか。
むむむ。
悪霊退散!
仮想世界に行きかけていました。
では、また。
時代ごとにまとめて学ぶために
皆さん、こんにちは。
全教図です。
明治維新から150年たったということで記念式典があったそうです。
小学校6年生以上なら、明治維新はどんなことがあった? と聞かれたら、こんなことがあった。と答えることができるはず。しかし、教科書から離れて何年という人は、もしかしたら教科書よりも映画やドラマ、小説などのメディアの印象が強いのではないでしょうか。もしそのようなメディアに触れることもなく、教科書の内容も忘れてしまったら、と考えてみると、歴史ってわかりにくいものなのだろうと思います。
もちろん、自分もふだんの生活で明治を意識するということはあまりありません。たまに落語を聞いていると、ものの値段を1円とか10円とかいって売買しているのを聞くと、ああ、この話は江戸時代じゃなくて明治の話だったのか、と独りごちたりするくらい。
さて、そんな明治維新ですが、授業で行う場合、どのような教材を用いるのでしょうか。
人物や歴史的事実を構成図を用いて説明すると伝えやすいのではないかと思います。
というわけで、こちら。
歴史用語や事象などを用語カードとしてまとめてあります。
附属の磁石を貼れば、板書も楽になること間違いなし!?
今回のこのブログ。新聞記事を読んで、これをとっかかりにしょうと思って書き始めたのですが、明治維新そのものに対して、地域ごとの温度差が思った以上にあるのだと認識しました。それだけ甘い認識だった。戊辰戦争という戦争を国内でやったので、勝ち負けがある以上、必ず起きてしまうものだと言えますし、会津と長州のわだかまりが現在まで残っているという話や会津藩士たちが配置された斗南藩については読んではいたのですが。
とはいえ、最近、地域性というのが特に注視されてきているように思います。自分たちの地域がどのような地域だったのかを勉強させるような指導要領の記述もありますし。地域再生という語があるように住んでいる地域をどう盛り上げていくか、という報道などにも多く触れているように感じます。前回、触れた人口増減についてもそういった話題の1つといえます。
それにしても、グローバル人材と叫ばれれば叫ばれるほど、地域性も求められているように感じます。均衡を保っているようですね。
さて、明治維新から150年。と言われ、とっさに感じたのはまだそんなものなのか。というもの。結構離れているけども、自分にとって曾祖父が生まれた時代でもあり、自分とのつながりを感じます。これが関ヶ原の戦いと言われてしまえば、全く感じませんが。
教科書を眺めてみると、、、
歴史って長いなぁ。
では、また。
GISは紙でもできる その3 例示編
皆さん、こんにちは。
全教図です。
前回に引き続き、同じテーマで行きます。
あるデータを地図上に示し、地域ごとに見比べて情報を読み取る。
これをこのブログでは、GISとします。異論は多々あると思いますが、最初のとっかかりとしては問題ないと思います。
前回はこの作業を全教図の教材を使ってできないか、を考え提案しました。
そこで、今回は実際にやってみた・・・
といいたいところなのですが、いろいろとありまして、実際の作業をイメージ画像を用いて紹介しています。
今回使ったデータは、都道府県別の人口増減率です。
人口減少がいろいろと叫ばれていますが、どれだけ減っているんだろう、と前に気になってデータを揃えていたので、それを用いています。昔の古いデータは画像データになっていたりして見づらかったりするのですが、最近のデータはほとんどがエクセルのようです。
さて、人口減少はどんな感じなのでしょうか。
こんな声が聞こえてきそうですね。
・都市圏での増加があるにしても、ちまたで叫ばれているように、人口が大都市圏に流入しているとはあまり思えないというのが正直なところ。なぜなら、沖縄県のように増加している地域があるからです。大都市圏もほんとに微増だし。
・東京都のどこが増加しているのだろう。23区が増加して引っ張っているなら、そこも調べないと。
・そもそも減っている率と増加している率の差が大きすぎる。
(全て意見の例です)
と、いろいろな意見を生徒が言いたくなるような図が出来ましたね。
では、地域という横ではなく、時間という縦軸を見てみましょう。
例えば、30年くらい前はどうだったのでしょうか。
どんな意見が聞こえてくるでしょうか。
・緩やかに減少しているところもあれば、増加しているところもあります。
・あれ、東京が思ったよりも少なくない?やっぱりバブルのせいかしら。
・増えた人たちは、30年後にどこに行ってしまったのだろう。
など、この間に何があったのかきになりますね。
そこで、年表で確認したり、調べ学習の対象としたり。
先生の方針でいろいろな活用が出来そうですね。
と、このような作業をまずは行ってみるだけでも、最初に定義したようなGISの作業と言えると思います。
そこに全教図の教材を用いていただければ嬉しいです。
では、最後に。
GIFってファイルご存知ですか?ジフと読むようです。こちらはパソコンのソフトを使用して作っているのですが、簡単に言ってしまえば、パソコン上で作るパラパラマンガのようなもの。
いくつもの画像を切り替えて見せていっています。
人口増減率について5年ごとのデータで作ってみました。
数値が入っていない画像ではイメージだけとなるので、想像が膨らみやすいのですが、
数値が入っているとその分、きっちりとしたデータと受け止められるかと思います。
どちらが良いかは、やはりその時次第ですね。
こういうデータをがんがん使っていくと、また面白くなりそうですね!
では、また!
GISは紙でもできる その2 活用事例編
皆さん、こんにちは。
全教図です。
台風の後にくる好天を味わってしまうとどこか旅行へといきたくなりました。
地図持って。山の中へ。紅葉を見たり、滝や川を見たり。そんなときに大活躍するのが地図ですね。
紙やスマホ、タブレットと地図を見る媒体もいろいろ。個人的にはスマホは充電が心配、タブレットは重い、という理由で紙を重用していますが、いちいち開くのがめんどいときはスマホでさくっと見ている時もあります。
さて、地図といえば、以前、GISの話題をしたときに、自分も含めてパソコンでやるものだとばっかり思っている方も多いのではないかというような文章を書きました。
(ちなみにGISというものを、ものすごく大ざっぱに、データを地図上でどう描くか。情報を地図上でどう表すか、であるとしています)
その具体的な方法を、全教図の教材を使ってどうやるのかをちょっと考えてみました。
例えば社会科で47都道府県や地方別について調べたことを、地図で比較してみる。という授業を行ったとして。
比較したものを表現するものが必要になります。
そんなときにこちらの教材が使えます。
(リンク先はグループ学習用の日本全図と世界全図です)
この地図に色などを用いて情報を描いていく。
もちろん、国土地理院の紙地図も用いると中学校の指導要領解説と書いてあるように、地理院地図の紙地図を使うことになるのでしょうが、白地図に描くというのも、見やすくなると思います。
それをパソコン上で動かすか、紙で表現するか、であって、表現することで何が見えてくるのかが問題となるわけです。媒体はしょせん、道具であって、そのときに便利なものを選べば良いのでは?必要なのは、データをどこから、どうやって集めるのか、ですよね。
集めたデータをどの地図を使ってどうやって表現し、どのようなことを考えるのか。伝えるのか。
その流れの中で、全教図の教材がその一助になれば、嬉しいことこの上ありません。
では、また。
見ること
皆さん、こんにちは。
全教図です。
秋といえば、そう、読書。秋の読書活動などを行っている学校もあるのでは?
多くの学校でそうだと思い込んでいるのですが、私が通った小学校の図書室の奥にはミステリーの棚がありました。小学生にはちょっと手にするのに勇気がいる絵が描かれた表紙で、B5判サイズの本が威厳をもって並んでいました。なぜか薄暗くて、そこまで進む人も少なく、本の上部にはうっすらと白いホコリが積もっているくらい。そのような中にイギリスの有名な探偵の冒険譚がありました。そう、シャーロック・ホームズ。
通っていた当時に自分は手にしなかったのですが(ルパン派だったので)、中学校の時だったか、文庫版で読みました。最初に登場するシーンには驚かされたのを今でも覚えています。後に助手となるワトスンとの出会いです。そのとき、初対面にも関わらず、ホームズはワトスンに、アフガニスタンに従軍していたでしょ、みたいに告げます。何も知らないはずの人間から、急に自分のことを言われてびっくりするワトスンですが、理由を聞いて納得します。
その時にホームズが用いた手法は簡単に言ってしまえば、見たことを頭の中で整理し、知識を用いて様々な仮説を立てて推理して、結論を出す。このような手法をアブダクションというらしいですが、どこかで聞いたことのある方法だなぁと思いませんか。自分の頭を使って考えることをなんとなく、教えてもらったのかなと、今になって思います。
手法の流れを違う書き方をすれば、
目の前の事実を知識で読み解く。となりえます。目の前の事実をどう見るか。観察です。
観察をして、目の前の情報を頭にインプットし、
そのインプットした情報を、頭の中の知識を活用して読み解く。
そして適切なアウトプットを行う。
適切なアウトプットとは文章だけではありません。
ここで作られているものも立派なアウトプットです。
現物を見る機会はなかったのですが、レベルがとても高いです。
新聞や雑誌でも取り上げられていましたが、参加された生徒たちは、必至に観察をしたそうです。その場所に行ったり、レイアウトを作っていく中でも、屋根の形がモデルと同じだろうか、などを見ていく。そして、学んでいくそうです。そこで得た知識はなかなか忘れられないと思います。
まずは何かを見つけること。これが最初の一歩なのでしょう。
では、全教図が扱っている教材では、どのような活用があるか。
例えば年表を見て、自分の求めている以外の情報を視界から外したり、視界に入れたりする。知りたい情報を見つけたら、その隣や隣の隣と比べて見る。100年後には何があるのか。同じようなことが起きていないか。100年前はどうだろう。
そのように比べたり、掲載されていれば外国はどうだったのかを見る。そうすると、気付いていなかったつながりが見えてくるかも知れません。
ただの掲示物ではない年表を活用した授業例というのも面白そうですね。
全教図には学校種や音楽史や科学史、食育関連など社会以外の教科に対応した年表もあります。
ぜひ、ご覧ください。
年表を見て、知る。気付く。そして、考える。
年表は掲示されてますます使える教材です。
今後ともごひいき下さい。
では、また。
秋のカタログ祭り
皆さん、こんにちは。
全教図です。
はやいもので9月も下旬。季節もいよいよ秋です。
秋といえば、、そうお祭り。弊社の近くの神社でもお祭りがあるらしく、玄関にのぼりを立てている家が多く見られるようになります。皆様のご近所でもお祭りがいろいろと開催されるのではないでしょうか。
それにかこつけて「秋のカタログ祭り」と、このブログで勝手に命名した、毎年この時期に各学校にお送りしているDMを紹介します。
今年お送りしているDMの種類は大きく分けて3つ。
全国の小中学校
教職課程のある大学・短期大学
小中学校向けというのは、この時期に予算編成をされていると思われる地域の学校に送っております。もし、うちはこの時期に予算編成だけど届いてないなぁという学校がお有りでしたら、ご連絡ください。すぐに発送致します。
ちなみに今回小中学校にお送りしているカタログと主な掲載内容はこちら。
社会科教材カタログ・・・地図や掛図を多数掲載
国語科教材カタログ・・・短冊黒板や水書板などの教具を掲載
食育・家庭科教材カタログ・・・栄養白板や布製教材を掲載
教職課程のある大学・短期大学には、
社会科教材カタログ(中身は上記と同様)
食育・家庭科教材カタログ(中身は上記と同様)
というようになっております。
全教図の教材はどれも実際の学校現場で活用されているものばかり。
教育実習の模擬授業や指導室や研究室で常掲すれば、現場により近い環境が作れます。
学生が教育への情熱をもっと昂ぶらせる燃料として最適ですね。炎上するくらい?
弊社教材のご採用をこころよりお待ちしております。
では、また。