地図を使ってハロウィンを・・・
皆さん、こんにちは。
全教図です。
ハッピーハロウィーン!
世間の波に乗ってみました!
はい、言ってみたかっただけです。
仮装とかしたくないです。同じカソウなら、仮想世界に思いをはせる方が好きです。
それにしてもイベントが作られていきますね。
ハロウィンが定着したら今度は何でしょうか。
個人的には洋物イベントを輸入するのではなく、お月見とか、伝統行事と呼ばれるものを大きくやったら面白そうだなと思います。
渋谷の交差点を封鎖して、みんなでごろ寝して月を見るとか。
ま、適当な言い訳をいって、毎月、お酒を飲んでる歌がありますが、それと同じようなものでしょうか。
ハロウィン。そもそも何なんだ。
とりあえず、辞書で調べてみます。
「ハロウィーン。《名》英Halloween 万聖節の前夜の意)アメリカやイギリスで、10月31日の夜に行われる行事。古代ケルト民族は、この日が一年の終わりの日、死者の霊が訪れる日とした。死者の霊をみちびき、悪霊をはらうためのたき火をたき、子どもたちは仮装してねり歩く。」(『精選版日本国語大辞典』小学館)
ケルト民族のお祭りが原点のようですね。
ところで、
「万聖節の前夜」
???
はい、同じ辞書で検索。
「ばんせい-せつ。キリスト教のカトリックや東方教会(ギリシア正教)で、すべての聖人を記念する日。カトリックでは11月1日。東方教会では、聖霊降誕祭後の最初の日曜日。諸聖徒日。諸聖人の祝日。《季・秋》」(同)
季語が秋ということを知り、俳句に詠めることがわかりました。とりあえず、キリスト教のお祭りです。古代ケルト民族の祝日?お盆?をキリスト教と絡めたのでしょうか。そういえばこの辞書、その単語が日本で書かれた最初期の書物の引用があるのですが、どちらもなかったです。残念。
さて、古代ケルト民族。
古代とはいつのことか。どこに住んでいるのか。またはいたのか。
「アメリカやイギリスで」とあるので、あちらの方だ、とはすぐに推察できます。
個人的にケルトと聞くと琴とかアイルランドとか連想しますけど、どうなんでしょうか。
手元にある世界史の資料を見ます。
「イベリア半島やアルプス以北の地域では広くケルト系(ガリア人・ブリトン人・スコット人など)の民族が活動していた」(『詳説世界史研究』山川出版社)
とありました。
さて。ここで必要になるのが、地図ですね。
ここの地図でイベリア半島やアルプス以北の地域を確認します。
今のフランスやドイツといった西ヨーロッパの平原部分でした。
実は資料には続きがあります。
「紀元前後のころになると、ケルト人はローマ人の征服と同化をうけて活動領域を狭めていき、かわって北方のゲルマン系民族の(以下略)」(同)
キナ臭くなってきましたね・・・。
資料のもっと先にいきましょう、
「4〜6世紀のゲルマン民族大移動により、東・西ゲルマン諸族が西ヨーロッパ一帯に広がると、ケルト人はアイルランド島などの西方辺境地域に駆逐されていった」(同)
これでケルトと聞いてアイルランドが頭に浮かんで来た理由、2つのつながりがわかりました。
また辞書に「イギリス」と書かれた理由もわかりますね。
原因はゲルマン民族。
では、なぜ、「アメリカ」という単語が辞書にあるのか。それは、アイルランドの悲しい歴史が関係しているのかもしれません(ジャガイモ飢饉とか)。が、文量がオーバーしてきています。
そういえば。
ゲルマン民族がどう移動したのか矢印等でわかる地図はよく見ますが、もともと住んでいた民族がどこに移動したのか。というのもあっても良さそうですね。
そういう地図をどうやって作ろうか。
どのような時代だったのか、こちらで確認しましょう。
あと、なぜカボチャなんでしょうか。向こうには提灯はなさそうなので、そういった扱いだったり・・・。
疑問が湧き出てきます。
それだけハロウィンが日本に浸透しているのかもしれませんね。
死者に導かれたのでしょうか。
むむむ。
悪霊退散!
仮想世界に行きかけていました。
では、また。