地図と合わせて使いたい!
皆さん、こんにちは。
全教図です。
めっきり寒くなりましたね。こんな時はそう、登山! しまった空気の中、枯れ葉や枯れ枝を踏む音だけが響く。昨今の登山ブームで、夏山はどこも人だらけ。寒い寒いこの季節こそ、人が少なく登山を満喫できる。そんな思いで山を登られる方もいるのではないでしょうか。
なぜ登山かといえば、12月11日が国際山岳デーだったから。山岳と地図は切っても切れない。そこでこんな書き出しをつらつらと書いてみたのですが、今年の漢字が決まったというニュースを見て心が騒ぐ。しかも「災」。日本各地で天災が起こり、防災という観点が新指導要領でも重要視されている今、これを扱わないでどうする。防災地図や各自治体のハザードマップの紹介をして先生方の役に立てれば記事を書いた甲斐もあるといえます。
登山に防災。どちらにも共通する教材は地図です。
しかし、授業で地図だけ使うことはないでしょう。
そこで!
久々に教材コラボを今回は提案します。
地図と何をコラボするか。それがこちら。
そろそろおなじみとなりつつあるシンキングツール・ボードです。
使い方はいろいろな本などで解説されていますが、とりあえず本教材の解説書を参考にしてみます。
まずは地図を見る。例えば、防災地図。
この地図には、地震の震源地や活断層、火山、大きな水害などが起きた場所などとともに、発電所や気象台といった生活に関係するものが詳しく掲載されています。
単元の目標として、
自分たちの住んでいる地域をまず探し、どのような場所なのかを知る。
自分たちの住んでいる都道府県や周辺を見て、どういった災害が起きているのかを知る。
とした場合。
まずは地図を見せます。自分たちが住んでいるところはどんなところかな?といった発問をします。海が近いー、とか前に水害が起きてるー、といったことに気がついて発言をしてくると思います。
そこで、
ピラミッドチャートの下段に気付いた単語を書き込ませます。
書いても主語述語くらいの1文。
海が近い、河口、地震、水害
思いついた単語を書かせます。
次に中段には下段に書かれた単語を用いて文章を作る。
そして上段にはそこから読み取れることなどを書きます。
まとめてみます。
下段は気付いた単語
中段は事実
上段は意見・感想
とてもざっくりとしたものですが見本を作ってみました。
このチャートや他のチャートでも言えることだと思うのですが、
どれだけ項目を集めることができるのか。
その項目をどれだけ関連付けることができるか。
また、関連付けたものをカテゴライズする能力も必要となってきます。
具体的なものから必要なものを抽出し、どれだけ抽象的なところまで昇華できるか。
自分で考えたり、話し合いを通じて、どれだけ深い学びにいけるのか。
全教図としても教材を通じて先生の手助けになれればと思います。
では、また。