全教図のブログ

主に学校向けの備品教材を製作販売している会社のブログです。ご連絡は、info@zenkyozu.co.jpまで。

食育をきっかけに

皆さん、こんにちは。

全教図です。

 

 給食には、その土地ならではの名産品が使われることがあります。とある学校では、この時期になると栗ご飯がでてくるそうです。

 栗というと天津甘栗やマロングラッセなどの言葉から世界各地で食べられていることが推察できます。いがいが、硬い殻、渋皮と食べられる実にたどり着くまで手間と時間がかかりそうですが、どうして世界的に膾炙したんだろう、と気になってちょっと検索してみました。すると日本では三内丸山遺跡から出土しているとのことで、かなり昔から人が接してきた木の実だということがわかりました。また日本書紀には栗を植えなさいというお触れが出たという記述もあるので、よほど重要な植物(食物)であったといえますね(個人的には、一番好きな栗料理は、栗きんとんです)。

 手間をかけて食べられるものというのは、世の中にいろいろとあります。ある意味、その土地で独自に深化したものがその土地ならではの名産品になっている、といえるのかもしれません。

 またそうした手間のかけ方が、必要な道具やしきたりなどを生み出して文化を作っていったといえるかもしれません。ある食べ物が(食べ物でなくても構いませんが)、どうしてこのように調理されて出来るのか、どうしてこのような物で食べるのか、どうしてこのような薬味が副えられるのか、と目の前にあるものに一つ一つ疑問を持ってみるというのも何かを知るチャンスになるのかもしれません。その後ろにある、では、なぜ、どうして、と思ったのか。と問い、答えさせるのも自分の内面を知るきっかけになりますね。

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食育をとっかかりにして、調べていくにしても、食についてあらかじめ知っておきたいことというのも多々あると思います。そんな時は是非、上記の教材を使い倒していただければ幸いです。

 さて。

 だんだん肌寒くなってきたなぁと思ったら、あと1カ月半で今年も終わりということに気がつきました。昔、とある芸人さんがこんな川柳を作っていたのを思い出します。

「今年って 仕事したよな しないよな」

 当時は、あまり仕事がなかったようですが、今ではよくテレビで見ます。 

 きちんと仕事をして結果を残したからこそ、その川柳を今でも見ることができるのだと思います。消えてしまったら記憶にも残らない。記憶に残る仕事をせねば。

では、また。