防災教育に役立てたいサイト
皆さん、こんにちは。
全教図です。
最近は台風にもランクがあるようで。先日テレビを見ていたら「スーパー台風」とか言っていまして、なんでもスーパーをつけるのはいかがなものか、とおじさんの小言らしきものが頭をよぎりました。歳ですな。そんな台風が西日本から東日本に直撃するようです。
新指導要領より防災教育がより重要視されることになるのですが、これまでの授業でもどのような災害があり、どうやって身を守るか、というのはやってきていたと思います。それをもっと深掘りするということになるのでしょう。
災害について知っておくことは、やはり重要なこと。どうやって情報を集めるかというときに参考になりそうなのがこちらのサイトです。
公的な情報という意味では最高レベルのような気もします。
さて、ここを見ていて知ったのですが、気象庁からもいろいろな情報が発信されています。
この刊行物の中から見付けたのが、こちら。
また最近は専用のツイッターも開設したようです。
テレビやラジオの他、SNSでの情報収集についても今後は重要になってきそうです。以前の熊本地震の際に起きたライオン騒動や東日本大震災での東京湾で爆発が起きたというフェイクニュースなど災害の度に問題視されています。
どういうところから情報を収集するのか、またフェイクニュースを拡散させないためにも防災教育の中でネットリテラシーも大切な分野になってきそうです。
また、災害が起こったあとどうするか。という視点もあってもいいのではないかなぁと思います。避難所でどうやって過ごすのか。理科のあの実験が役立つよ、とか、歴史でやったようにこのような時は、こんなことが起こるから対処しておこう、とか。避難所で必要なことやもの、想定されることを各教科とからめながら、前もって伝えるだけでストレスを少しでも緩和できないかなと思うんです。興味もやる気も多少は変わってきそうですし。
台風がくる直前の明日は10月10日。1964年の東京オリンピックが開催された日です。晴れることが多い特異日だそうです。秋晴れを満喫して台風に備えたいですね。
では、また。
消費税から社会を見る、自らを振り返る
皆さん、こんにちは。
全教図です。
とうとう上がってしまいました。消費税。個人的なものを買うか買うまいか悩んでいて、まだ買うのは止めようと決めたのに、増税した日にトラブルを起こされました。パソコンですが。
ただ税率が上がってたこれまでと違い、軽減税率といった要素が入り組んできたため、いろいろな問題が起こっているようです。
買い物に対しての自分たちの姿勢が問われているような、そんな気分にもなります。
買い物=消費活動とは一体何なのか。結局何なのか。
そんなことを考えてみますとやはりこの教材かと。
経済の基本を図解で示せるので必要なところだけを使うことが可能です。
また消費税はどのようなシステムで作られていったのか。
いわゆる政治に関するものも必要になるのでは。
この2つの資料はどちらも基本的なこととはいえ、しっかりとまとめられているので教科書の補完資料として活用することも考えられます。
さて、買い物について考えていくと、消費者教育に行き着きます。
新しい小学校の家庭科では、買い物=契約という概念がより明確化されました。成人が20歳から18歳に引き下げられることになり、契約に対する知識がより求められてきたから、だそうです。
消費者教育ときいてしまうと、買う側の諸問題に対する対応と思ってしまいがちですが、売る側がどういうものなのかということも知る必要があると思います。それに関しては家庭科ではなく、社会科が対応しています。例えば小学校3年生の単元にある販売の仕事。教科書ではスーパーが取り上げられていますが、これなんてまさに売る側。教科横断として切り札になりそうですね。
では、また。
秋のカタログ発送です
皆さん、こんにちは。
全教図です。
今回もちょっと間が開いてしまいました。来春に発売を予定している教材に掲載する撮影などがあったので、そちらの様子をお見せするつもりだったのですが、撮影風景を撮っている余裕がなく・・・。
前年と同時期に何を書いたのかを見てみたら、カタログの発送をお知らせしていました。もちろん今年もカタログの発送をしています。
主な送り先はこちら!
全国の小中学校
教職課程のある大学・短期大学
大道の2つです。
指導要領が大きく変わり、対応や準備にとてもお忙しいところではありますが、届きました暁にはぜひ、お手にとってご覧ください。その瞬間、薫風が吹くことはございませんが、ご興味いただければとても幸いです。
また、もし届いてないぞ、という学校がお有りでしたらご連絡下さい。速やかにお送り致します。
今回のカタログに初掲載となった教材は、本ブログで何度かご紹介した「都道府県のまとめ」やグラフ用シート、グループ学習用シートなどなど。
どれもが「協働学習」や「深い学びの達成」を念頭において作られたものばかりです。
是非ともご検討ください。
また、こんな教材はないのか、こういう地図は作れないのか、といったご質問もお待ちしております。
では、また。
比べて見てみよう 都道府県のまとめ〜活用事例その3〜 パワーポイントでデジタル教材
皆さん、こんにちは。
全教図です。
以前紹介した「都道府県のまとめ」の活用事例第3弾です。
今回は、「都道府県のまとめ」で都道府県を比べてみよう。というもの。
まずはこちらをご覧ください。
共通点は、
・海に接していない県である
・盆地がある(山に囲まれている)
といったことが浮かんで来ます。
では、違っている点は?
・農産物
・奈良県は都市名が北の方に多い
などですね。
見ただけではわかりませんが、大きな違いは標高。平均標高で比べても大きく違ってきます。しかし、平均標高としてしまうと山梨県には富士山があるため、偏ってしまっているという見方もできるので、要注意です。
また、農産物以外にどのような比較ができるのか。どうしてそのような違いが生まれてくるのか。そういったことを考えさせるのも指導要領のいう「深い学び」に通じていくのではないでしょうか。今回は似たような県として山梨県と奈良県を挙げてみましたが、沖縄県と北海道を比べてみる、など2県または3県を比べる資料として、作っていくのもおもしろいかもしれませんね。
これらを印刷して児童に配布し、それぞれを調べさせて、発表をさせる。印刷しなくても、パワーポイントで発表ということもできるかもしれません。授業の導入だけでなく、まとめるところまで使っていただきたい教材です。ぜひ、ご検討ください。
では、また。
視覚で効果・見て分かる 都道府県のまとめ〜活用事例その2〜 パワーポイントでデジタル教材
みなさん、こんにちは。
全教図です。
パワーポイントを活用するデジタル教材「都道府県のまとめ」の活用事例シリーズです。前回はアニメーション機能を使った内容でした。
さて、今回のご紹介するのは、地図を使った伝え方です。
地図を活用する上で必要なことはなんだと思いますか。
それは地図で何を伝えようとし、どうやって伝えようとするか、です。
例えば地図の上で計算式を書いて、席を外したとします。
後から来て、地図を見た人はどう思うでしょうか。
標高の計算でもしているのか。
何かこの辺りで採れたものの前年との比較だろうか。
人口の増減か。
メモの代わりに使ったのか。
わからない。
そうなんです。わからないんです。結局これは何?と書いた人に聞かなくてはいけません。伝わっていないんです。伝えるためには工夫が必要なんです。
データを集めよう
統計データはいろいろなサイトで閲覧でき、収集もできます。例えば、市町村ごとのデータが欲しい場合は、このようなサイトも参考にあります。
農林水産省が農林水産業の統計データを市町村別に分けて公表しているサイトです。
かなり詳しいところまで掲載されています。
と、ここで掲載されているデータをそのまま、パワーポイントの地図上に掲載する、というのもいいのですが、さきほどの計算式と同じ結果になってしまう可能性があります。
そこで、今回ご紹介するのが、イラストの活用です。
イラストを活用していこう
例えば、お茶の作付け面積を地図で見たいとします。そこで、お茶のイラストをコピーして、数を増やします。
この動画では2倍のサイズまでしか作っていませんが、3倍のものや4倍のものも作ってください。
この大きさの違いを作付け面積の違いとみなします。
「ま、大きさは特に考えなくてもいいかな」という方には、このような拡大する方法もあります。
こちらは先にリンクした農林水産省の統計ページから、お茶の作付面積のランキングを検索してみました。1〜10位までのうち、7つを静岡が占めています。ちなみに市町村別1位は鹿児島県南九州市でした。
この情報をサイズ別に分けて、実際にパワーポイントのスライドに貼りつけてみます。
凡例をつけると説得力が増します。
とこのようになりました。
どのようなところに出来ているのか、という問いがまず浮かんできます。
その後、
どこかの都市に注目させるか、水系に注目させるか、地形に注目させるか。
など、先生の伝えたいところに注目させていってください。
他の情報を盛り込んでいって、先生オリジナルの教材として作っていけば、これだけで授業をすることも可能です。
以上、イラストの貼付方法や大きさを変えて視覚的に理解してみるなどの紹介でした。今後も活用事例を紹介していきたいと思います。
大きさを変えて見てわかるようにするというのは、数字だけではわからない時に、かなり効果的に使えます。まぁ、教科書や地図帳でも使われていますし、見た目の効果というのは、影響が大きいんですね。例えば今回のようにイラストを用いるのではなく、●丸の大きさで人口の多寡を示すということも考えられます。
では、時期指導要領で大きなテーマとなりつつある防災で使いたいとなったとき、どのような活用があるでしょうか。
と、書いたところでお時間がやってきてしまいました。
また、時を改めて事例を挙げてみたいと思います。
では、また。
電柱を眺めて
皆さん、こんにちは。
全教図です。
梅雨が明けたとたん、急激な暑さがきました。
皆さん、くれぐれも熱中症にはお気を付けください。
こんな暑さの中、話題にすることとは違うかと思うのですが、自分の周りでは町歩きが話題となっています。某NHKのブラ歩き番組の影響でしょうか、ブームがここまできた、といった感じです。
自分もその波にのろうと、帰り道にいつもの道ではなく、一本となりの道を歩いてみました。思った以上に新鮮な感覚でちょっとくせになりそうな予感です。住宅地を歩くだけなので、こんなところにこんなお店が!という発見はないのですが、珍しい形の家を見つけて楽しんだり、妙な道の曲がり具合や高低差などから水路の跡を見付けたり、と満喫できました。
こういうのを紹介できる備品教材を作るとしたらどんなのがいいかなと、ぼんやり考えることもしているのですが、なかなか思いつきません。
ですが、こんな発見をしました。まずはこちらの画像を見てください。
全教図の近くにある電柱です。
なぜ電柱かといえば、有田和正著・教材・授業開発研究所編著「今こそ社会科の学力をつける授業を」(さくら社)という本を以前読んだのですが、印象に残ったのが、電柱のエピソードを思い出したから。
電柱にはそれぞれ電柱番号という電柱の住所ともいえる固定された数字が振られているそうです。この電柱の場合、癌研支12です。
いままで畑だった所に新しい家が建つと電柱も立つ。記号も新しいのがついている。だから、電柱の記号を番号を追って地図に記入すると、家がどんな順番で建てられたわかる。(125ページ)
とあります。町たんけんの時に、先生がさりげなく電柱を眺めて、どんな順番で家が建てられた→自分たちが住んでいる地域が開発されてきたのか、がわかるようになるという内容でした。
しかし、それだけでは物足りない。なぜ、「癌研支」とあるのか。それは、今は有明の方にありますが、このあたりに癌研→国立癌研究所があったから。
電柱番号で、どの順番で開発がされたのかがわかるとともに、そのあたりに何があるのか、というところも電柱番号から知ることができます。ちなみにこの電柱の直ぐ近くには、
というものがあり、近くに学校がある、またはあったことがうかがい知れます。番号は固定されているとはいえ、学校裏という全国で共通したものが使われそうな名前があるというのもちょっと不思議です。
なお、この辺りではないのですが、昔の町名が使われている電柱もありました。
電柱を見ながら、周りに何があるのか、何があったのかを考えてみるきっかけにすることもできます。住んでいる地域の歴史を知る導入としても活用してみてはいかがでしょうか。
そして、それを地図などにまとめるとクラス独自の町たんけん地図が出来上がります。そんな書き込みができる学区地図は以下で御案内しております。
http://zenkyozu1.sakura.ne.jp/pamphlet/ca_originalmaps.pdf
電柱番号は道路側に貼られているようです。車の通りが多い道路ではくれぐれもご注意ください。
暑い日がまだまだ続くようです。適度な水分補給をし、クーラーも遠慮せず使って、乗り越えましょう。
では、また。
アニメーションで視線を釘付け 都道府県のまとめ〜活用事例その1〜 パワーポイントでデジタル教材
皆さん、こんにちは。
全教図です。
前回紹介したパワーポイントの教材いかが感じたでしょうか。
今回は、活用事例を紹介したいと思います。
児童・生徒を前にして行われる授業もある意味プレゼンといえます。その時に最強のプレゼンソフトとして知られるパワーポイントを使いたい。という先生も多いと思います。
授業の流れは、
説明→児童・生徒たちが考える→まとめ
というのが一般的です。
この説明の部分で、児童・生徒たちの興味をいかにつかむか、というのも技術として必要でしょう。つかむ力は、プレゼン力と言い換えできます。
さて、活用事例ですが、今回は
パワーポイントで見せる。というところをご紹介。
今回は、福島県の人口5位の名称と都市丸を四角い図形で隠し、アニメーション機能を用いて答えを表示する。というごく単純なものを作ってみました。
授業の導入等でクイズ形式に使ってみてもよいのでは、と思います。
川や山岳などの名称当てクイズにももちろん、転用可能です。
ぜひ、ご検討してみてください。
では、また。
動きが早いのは、画像を編集する際に、そうなってしまいました。
まだ素人なものでそのあたりは今後、精進していく所存です。