境界線とICT活用
皆さん、こんにちは。
全教図です。
この写真を見てください。埼玉県の某所の写真です。
ただの道路です。車道と歩道です。
車道と歩道の間につつじが植えられています。
他に目立つのは、歩道の模様が違っている。
さて、この辺りで勘の鋭い方は気がつくかも。
そう、境界なんです。
ここまできっちりとわかるように整備するだなぁという発見でした。
ちなみに手前の石で示された境界線は、
ご覧の通り、奥までちゃんと続いています。
境界は真っ直ぐじゃない。いや、道が斜めに走っているのかな。
意見が出て来て、みんなで地図で確認して。
授業が良い方向に盛り上がってきそうな予感もしませんか?
ちなみに現場で見ると境界線がぴしっと引かれているように見えました。
あと、このような写真もあります。
こちらは、前回登場した谷端川の跡。
豊島区と北区の境界付近です。
付近と歯切れが悪いのは、イマイチはっきりしないから(自分が)。
たいがいの地図では道路の真ん中あたりが境界なのですが、
地理院の地図では左側の建物の手前あたりを指しています。
ということはこの道路は北区側でしょうか?
だから、ガードレールと縁石の色に統一感があるのはそのため?
ちなみに電信柱に貼られている住所は豊島区と北区と道路の両側で違っています。
古来より境界線は川や尾根などが利用されていました。
例えば利根川は群馬県と埼玉県、茨城県と千葉県の間を流れています。
ですが、埼玉県某所はどうして境界線がここに引かれたのでしょうか。
そんなことを調べてみるのも地域の研究になるのかもしれませんね。
自分たちの住む町がどのような変遷でそのような形になったのか。
村と村の合併や町村名の変更など、自分たちの街に対する新しい発見がきっとあると思います。
今回、撮った写真を載せましたが、印刷して地図に貼り付ける、または地図加工ソフトを使って地図と一緒にパソコン画面で見せる。
これってICTを活用した授業といえるかも!!!
社会科と地図とICTは親和性がいいんですねっ!!!
この教材と、この加工ソフトで、ばっちり見せていけばいいんです。
では、また。